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iPadOS(iOS)サポート期間一覧|アップデートできない古い機種の対処法
「現在使っている古いiPadでも業務に支障なく利用できるか」「新しいiPadに更新するメリットは何か」は、多くの企業が受付や総務業務で直面する課題です。
本記事では、iPadOSのサポート期間や対応機種を整理し、OSアップデートの判断基準まで解説します。古いiPadを使い続けるリスクと最新OS対応のメリットを理解する事で、企業の情報管理・業務効率化に向けた適切な意思決定が可能になります。
是非、最後までお読み下さい。
Table of Contents
【2025年9月最新】iPadOS(iOS)サポート期間と対応機種

先ずは、iPadOSのサポート期間と、各世代の対応OSについて解説します。
- iPadOSのサポート期間一覧
- バージョン別の対応機種一覧
- 最新iPadOS18・26の対応機種と新機能
順に見ていきましょう。
iPadOSのサポート期間一覧
iPadでサポートされる「iPadOS(iOS)」のサポート期間は、一般的に発売から5〜8年程度が目安です。サポート終了後は、新たにセキュリティパッチは提供されません。業務利用にはセキュリティリスクを伴う為、注意が必要です。
【iPad主要モデル別 サポート期間目安の例】
モデル | 発売年 | OSサポート終了目安 |
---|---|---|
iPad Pro (M4) | 2024年 | 2031年頃 |
iPad Air (M3) | 2025年 | 2032年頃 |
iPad mini (第6世代) | 2021年 | 2028年頃 |
iPad (第10世代) | 2022年 | 2029年頃 |
※Appleの発表により変更される可能性があります。
関連記事:「iPad比較 2025年」
バージョン別の対応機種一覧
iPadOSは、毎年メジャーアップデートされ、対応機種も更新されます。利用中のモデルが対応しているバージョンを確認しましょう。
【iPadOSバージョンと主な対応機種】
OSバージョン | 主な対応機種 |
---|---|
iPadOS 26 (2025/9リリース最新) |
|
iPadOS 18 |
|
iPadOS 17 |
|
iPadOS 16 |
|
※最新情報はApple公式サイトでご確認下さい。
参照:Apple「iPadユーザガイド」
最新iPadOS18・26の対応機種と新機能
最新バージョンのiPadOS(iOS)は、2025年9月リリース済みの「iPadOS 26」です。業務利用において、更に高い効率性を提供する重要なアップデートとなります。
【iPadOS18・26の対応機種】
OSバージョン | 対応機種 |
iPadOS 18 |
|
iPadOS 26 (2025年9月16日リリース済み) |
|
主な変更点・新機能の内容については以下の通りです。
主な変更点
- iPad(第7世代)がサポート終了: iPadOS 26では、iPad(第7世代)がサポート対象外となります。
新機能のメリット
- Liquid Glass UI:直感的で美しいインターフェースが業務効率を向上。
- 強化されたマルチタスク:3分割・4分割表示で複数業務の同時処理が可能。
- Dockフォルダ機能:使用する書類・ファイルへの高速アクセスを実現。
- プレビューアプリ:PDF文書の効率的な管理・編集が可能に。Apple Pencilにも対応。
- ライブ翻訳:多言語対応により、国際的な来客対応もスムーズに行える。
- Apple Intelligence:業務フローの自動化と効率化が可能。
参照:
Apple「iPadOS 18に対応しているiPadのモデル」
Apple「OS – iPadOS 26」
iPadOS(iOS)が最新にならない時の確認と対処法
お手持ちのiPadが最新バージョンにアップデートできない場合、いくつかの原因が考えられます。
- 古いiPadがアップデートできない丨機種の確認方法
- 対応機種なのに更新できない時の解決法
- 【必読】iPadOSアップデートのメリットとリスク
順に解説します。
古いiPadがアップデートできない丨機種の確認方法
先ずは、ご使用中のiPadが最新OSに対応しているかを確認しましょう。
機種名とモデル番号は、「設定」>「一般」>「情報」>「iPadOS バージョン」で確認可能です。
公式サイトの対応表と照らし合わせ、もし非対応であれば、それ以上アップデートする事はできません。
対応機種なのに更新できない時の解決法
利用中のiPadが最新OSに対応しているにもかかわらずアップデートできない場合は、以下の解決法を試してみましょう。
- ネットワーク接続の確認:安定したWi-Fiに接続しているか確認する
- ストレージ容量の確保:アップデートには、十分な空き容量が必要
- 再起動:一時的な不具合であれば、再起動で解消される場合も
それでも解決できない場合は、公式サイトをご参照下さい。
【必読】iPadOSアップデートのメリットとリスク
iPadOSをアップデートする前に、業務上のメリットとリスクを把握し、業務への影響を理解しておく事が重要です。
メリット
- セキュリティ強化
- 新機能が利用可能
- 操作性の向上
リスク
- 古い機種では動作が不安定になる場合がある
- 一部業務アプリが非対応になる可能性がある
アプリによっては、最新のOSに対応していないものもあります。アプリのサポート状況を確認の上、アップデート前には必ずバックアップを取り、慎重に実施しましょう。
アップデートできない古いiPad丨継続利用のリスク
OSが古いiPadを業務で使うと、セキュリティやトラブルのリスクが高まります。
- セキュリティ脆弱性による業務への影響
- コンプライアンス上のリスク
- iPad第6・7世代サポート終了による影響
古いiPadのリスクを理解し、安全で快適な業務環境を整えましょう。
セキュリティ脆弱性による業務への影響
サポートが終了したOSでは、セキュリティホールが見つかっても修正パッチが提供されません。その結果、マルウェア感染(悪意あるソフトウェアの感染)や情報漏えい、不正アクセス等のリスクが高まり、企業の信用を失う可能性があります。
その為、業務で使用する端末は常にサポート中のOSにアップデートする事が重要です。
参照:Apple「コミュニティ iPhoneやiPadのOSのサポート切れの場合のセキュリティ」
コンプライアンス上のリスク
個人情報保護法等により企業にはコンプライアンスの遵守が求められます。社内の情報セキュリティ規定でも、サポートされていないOSの利用は禁止されている企業が多いでしょう。
つまり、各従業員がサポートされていないOSを利用することで、セキュリティ脆弱性に対するリスクが高まります。それだけでなく、コンプライアンス違反にも繋がる恐れがあるのです。
セキュリティリスクについては「受付システムのセキュリティは大丈夫?」でも詳しく解説していますのでご覧下さい。
iPad第6・7世代サポート終了による影響
多くの企業で導入されているiPad第7世代は、iPadOS 26(2025年9月リリース済み)で正式にサポート終了となります。
アップデートできない古いiPadを使い続けると、導入済みの受付システムが動作しなくなる、セキュリティ対策アプリが利用できなくなる、修理サポートが終了する等の問題に直面する可能性も。業務の安定性や情報セキュリティを維持するには、早めの機種更新が推奨されます。
企業のiPad活用

古いiPadのリスクを理解した上で、企業のDXを加速させる為の最適なiPad導入戦略を考えましょう。
- 受付業務に最適なiPadの選び方
- 投資対効果を意識したiPad導入計画
具体的なポイントを整理して解説します。
業務に最適なiPadの選び方
業務用iPadは、中長期の運用を見据えた選択が大切です。
- チップ:処理性能やサポートが長いA12Bionic以上を推奨
- サポート期間:発売から5年以内の新しい世代が安心
- コスト:業務に必要な機能を明確にし、コストパフォーマンスの良いモデルを選ぶ
Mシリーズ搭載モデルは高価ですが、高速処理やセキュリティ強化が求められる環境には有効です。詳しくは、「2025最新!iPad種類・世代比較|失敗しない法人向け選び方」で解説しています。
投資対効果を意識したiPad導入計画
iPad導入は初期投資こそ必要ですが、十分なリターンを期待できるツールです。
- 場所を選ばない柔軟な働き方の提供
- 外出時の業務効率化
- 企業イメージの向上
最近では、iPadを活用した顧客対応のシステムを導入する企業が増えています。例えば、受付システムの導入では、企業イメージの向上、業務負荷の軽減に有効。投資対効果の最大化が期待できます。
受付システムについて詳しく知りたい方は、「業務効率化&コスト削減を実現する受付システムとは?会社に最適な選び方と活用法」をお読み下さい。
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