ブログ
iPadの導入を検討しているものの、種類が多く自社に最適な1台を迷っていませんか?実は、企業の用途や予算に合わせて適切なモデルを選ぶ事で、業務効率化とコスト最適化を同時に実現可能です。
本記事では、iPad全4シリーズの特徴や世代別の違い、企業導入時の注意点迄詳しく解説。受付システムなど実際の活用事例も交え、失敗しない選び方をお伝えします。
最後迄読むと、自社のニーズに最適なiPadが明確になり、導入後の運用イメージも具体的に描けるようになるでしょう。
Table of Contents
iPad全種類を理解する為の基本知識

iPadを企業に導入する際、先ず押さえておきたいのが現行モデルの種類と基本的な仕組みです。正しい知識がある事で、予算や用途に最適な選択ができるようになります。
- iPadの種類|現行4シリーズの特徴と位置づけ
- Wi-FiモデルとCellularモデルの違い
順に解説していきます。先ずは全体像を把握して下さい。
iPadの種類|現行4シリーズの特徴と位置づけ
Appleが現在販売しているiPadは以下4つのモデルに分かれ、用途や性能に応じて選べます。
モデル名 | 特徴・強み | 主なビジネス用途 |
---|---|---|
iPad | 手頃な価格と高い汎用性 | 基本業務、顧客対応システム |
iPad Air | 高性能と軽量性の両立 | 営業プレゼン、商談、出張 |
iPad Pro | PC並みの最高性能 | デザイン、動画編集、専門業務 |
iPad mini | 携帯性に優れたコンパクトさ | 現場作業、在庫管理 |
一言でいえば、無印iPadは基本業務向け、iPad Airは外出先での商談向けです。iPad Proは動画やデザイン制作向け、iPad miniは携帯性を重視した現場業務向けモデルとなっています。
各モデルの強みを理解し、自社の業務に最適なiPadを選びましょう。
参照:Apple「iPad」
Wi-FiモデルとCellularモデルの違い
iPadの通信方式には、Wi-Fi環境でのみ利用できる「Wi-Fiモデル」と、モバイルデータ通信も可能な
「Cellularモデル」があります。企業利用においては、利用する場所や目的に応じた選択が重要です。
モデル名 | メリット・デメリット | 適用場面 |
---|---|---|
Wi-Fi モデル | メリット
デメリット
|
|
Cellular モデル | メリット
デメリット
|
|
但し、iPad(第11世代)以降は、物理SIMに代わりeSIMのみに対応。SIMカードの抜き差しが不要になり、複数の通信キャリアの使い分けも容易になる為、より効率的な運用が可能になります。
参照:Apple「iPad + 携帯電話通信」
【iPad世代一覧】現行モデルと旧世代モデルの違い
【iPad】最新「iPad(A16)」と第9世代・第10世代・第11世代の違い
2025年3月発売の最新の「iPad(A16)」は、高性能チップを搭載し、従来モデルから大幅に処理能力が向上。より多くのビジネス用途に対応します。
受付システムや資料閲覧が主目的であれば、旧世代でも十分な性能を発揮するでしょう。コストも抑えられます。
モデル名 | 主な進化点 | ビジネスメリット |
---|---|---|
最新世代 (A16) |
|
|
第10世代 |
|
|
第9世代 |
|
|
参照:Apple「iPad」
【iPad Air】第4世代~第5世代・第6世代・第7世代への進化
iPad Airは、軽さと性能のバランスに優れたモデルです。最新第7世代(M3チップ搭載)はノートPC並みの性能で、業務効率を大幅に向上させます。
旧世代もビジネスで活躍しますが、高度な作業には最新世代がおすすめです。
モデル名 | 主な進化点 | ビジネスメリット |
---|---|---|
iPad Air (第7世代 |
|
|
iPad Air (第5世代 |
|
|
iPad Air (第4世代) |
|
|
参照:Apple「iPad Air」
【iPad Pro】最新モデルと1〜2世代前のモデル比較
iPad Proは最高性能を求めるプロ向けモデルです。2025年後半にはM5チップ搭載の新モデルが登場予定で、処理能力やカメラ機能の強化が見込まれます。
モデル名 | 主な進化点 | ビジネスメリット |
---|---|---|
M5モデル (今後 |
|
|
M4モデル (最新) |
|
|
M2モデル |
|
|
M1モデル |
|
|
参照:Apple「iPad Pro」
iPad種類|企業用途別おすすめの選び方

企業でのiPad活用は、業務内容に応じたモデル選びが重要です。
- iPad|受付・基本業務向け
- iPad Pro|高負荷業務・専門作業向け
- iPad Air/mini|外出・移動業務向け
用途や性能の違いを理解する事で、自社の業務フローに合わせた最適な活用法を検討できます。
iPad|基本業務向け
iPadは、手頃な価格と高い汎用性から、企業の基本業務に最適なモデルです。
シンプルで安定した性能は、商談時の資料やカタログ提示、外出先でのメールチェックのみならず、特定のシステム活用などで高いパフォーマンスを発揮します。
費用対効果を重視する企業におすすめです。
用途 | 主なメリット |
---|---|
基本業務 |
|
特定システム |
|
iPad Pro|高負荷業務・専門作業向け
iPad ProはPCに匹敵する処理性能を備え、動画編集やグラフィックデザイン、3Dモデリングなど高負荷作業に対応するモデルです。
広報やマーケティング部門では高品質なコンテンツを迅速に制作でき、クリエイティブ業務を支える投資価値の高いツールとして活躍します。
用途 | 主なメリット |
---|---|
コンテンツ制作 |
|
デザイン・設計 |
|
参照:Apple「iPad (A16) – 技術仕様」
iPad Air/mini|外出・移動業務向け
iPad AirとiPad miniは、携帯性と性能のバランスに優れ、外出や移動が多い業務に最適です。
iPad Airは大画面と高性能で営業プレゼンや商談を支援。
一方、iPad miniは片手で扱えるサイズとコストの低さから、在庫管理や接客、医療現場などの現場業務の効率化に役立ちます。
モデル | 主な用途 |
---|---|
iPad Air |
|
iPad mini |
|
企業導入時の3つの注意点

iPad導入にあたっては、ハードウェアの購入にとどまらず、安全且つ効率的な運用体制の構築が重要です。
- セキュリティ対策:持ち運びやすく、アプリ追加やデータの操作が容易な為、情報漏えい防止のためにMDM(モバイルデバイス管理)の導入がおすすめ
- 周辺機器の互換性:iPadの種類に応じてキーボードやApple Pencilなど周辺機器との互換性を事前に確認
- 運用・保守体制の確立:故障や紛失に備えた修理・買い替え体制を整え、バッテリー交換や定期メンテナンスで5〜8年の安定運用を実現
詳しくは「iPadの寿命は?」をご参照下さい。
iPadのビジネス活用|受付システムの導入効果
iPadを使った受付システムは、来客対応の効率化に大きく貢献します。
以下2例をご紹介しましょう。
- オフィスや事業所、工場移転時にiPad受付システムを導入し、受付を無人化。担当者が直接受付対応する事で、受付にかかる工数削減を実現。
- 新社屋のロビーにiPad受付システムを設置。来訪者がタッチパネルで簡単に操作できる為、受付がスムーズに。
初期費用を抑えつつ、月額数千〜数万円で利用できるものもある為、業務効率向上と費用対効果を両立できます。
(導入費用は設置する受付システムにより異なります)
受付システムのメリットや選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。